ほとんどの方は、指紋鑑定や指紋採取の相談や依頼など、初めてのことです。
心配なこと、不安なこともあるかと思いますので、ここでは「よくある質問」をまとめてみました。
参考にしていただければ幸いです。
「目次」
Q.指紋採取してもらうための資料を郵送するときに気を付けることはありますか?
Q.資料、対象物を保管するときに気をつけることはなんですか?
Q.対照物をこれから用意しようと思いますが、どのような物が適していますか?
Q.他社に依頼したのですが、指紋が検出できませんでした。再検出はできますか?
A.
指紋の検出や鑑定費用は一体いくらかかるのか?
このようなお問い合わせが一番多く、最も気になるところだと思います。
しかし、即答できる案件ばかりではなく、実際の資料を拝見しなければ、お見積りできない場合があります。
もちろんお話を伺って、即答できる内容であれば、その場で費用をお見積もりいたします。
できるだけご希望に添うように努力させていただきますので、無料相談までお問い合わせください。
A.
検体の状態などによって異なりますが、資料が弊社に到着後、指紋の検出期間におよそ1週間、指紋の照合期間として、さらに1週間程度の日数をみていただければと思います。
また、ご依頼件数の混み具合によって、これらの期間も多少変わってまいりますので、ご了承ください。
最短での指紋鑑定がご希望であれば、お電話にてその旨をお伝えください。
A.
対象物や資料の保存状況などをうかがった上で、指紋が検出できる可能性が高いか、低いか、ということは申し上げられます。
しかし、実際に作業を行いませんと判断がつきません。
接触者の体質や体調により、指紋が必ずしも付着するとは限りませんので、「やってみなければわからない」というのが正直なところです。
A.
基本的なこととしては、以下になります。
・検体は、素手で触らず、手袋をして取り扱ってください
・表面が擦れないように、ジップロックなどのビニールに入れて保管してください
・ティシュペーパーや布どで保護すると、指紋の検出率が下がってしまいますので、控えてください
ご不明な点がございましたら、郵送前にご連絡いただければ、質問に答えさせていただきます。
A.
もちろん可能です。
郵送やお持ち込みできない大きなものや、特定の場所からの指紋採取が必要な場合には、検出人を現場派遣させていただきますので、ご相談ください。
A.
指紋の一部しか検出ができない場合でも、照合は可能です。
目安としては、指の1/3の面積の紋様が確保できれば、照合が可能な場合がほとんどです。
A.
この「指紋が残っている期間」についても多くの質問を受けます。
保存状況にも左右されますが、一般には、紙類であれば数年という長期間にわたり検出可能な指紋が残っていることがあります。
プラスチックやビニール、ガラス、金属などは2~3ヶ月と一定期間しか指紋が残らず、さらに乾燥や直射日光による紫外線の影響がある場合には、たった数週間で消えてしまいます。
長期間の指紋の保存は、経年劣化や酸化の影響が激しいため、長くとも数ヶ月を目処に考えたほうがよいでしょう。
A.
指紋が劣化してしまう原因はさまざまですが、代表的なものは以下となります。
・日光
・空気の対流
・時間の経過
・過度な温度差
・周辺との接触やこすれ
・付着物との化学反応
指紋の検出や照合は、極力迅速に行うことがベストといえます。
また、資料を保存する場合には、ほかの物体と接触しないよう固定して、冷暗所に保管しましょう。
A.
おすすめは紙類などの事務用品、あるいはクリアファイルになります。
・コピー用紙、紙幣、封筒などの紙類
・コップなどのガラス製品
・表面に凸凹のない金属、プラスチック製品
・和紙や半紙等、表面がざらざらしている紙類
・革製品
・毛糸、目地の粗い布製品、洋服
・極端に接触面積の小さいもの
・日常的に接触人物が多いもの
A.
指紋鑑定を行って、人物が特定できれば証拠になります。
また、掌紋(てのひらの紋様)、足の裏全体、足の指の紋様からの鑑定で、人物を特定することも可能です。
指紋は証拠になる?
指紋鑑定の依頼をすべきかどうか迷っている方へ
鑑定結果におけるお取り扱いについて
A.
再検出のご依頼もお引き受けしております。
しかしながら、一度、指紋検出を行ってしまうと、検体自体に大きくダメージを与えてしまうこととなります。
再検出が不可能になる前に、一度ご相談ください。
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