「目次」
①:保管と記録
②:原本をコピー
③:余計なことは話さない
④:監視されているという意識をもって行動する
⑤:身内と対策をたてる
⑥:犯人特定や証拠集めは専門家に相談する
①:筆跡鑑定
②:指紋鑑定
③:文書鑑定
④:聞き込みと張り込み
⑤:尾行・行動調査
企業に送り付けられる怪文書でも、個人宛ての誹謗中傷の手紙でも、嫌がらせの張り紙を貼る行為にしても、その犯人は「強い恨み」「強い妬み」を持っていると考えられます。
・会社内での評価についての恨みや妬み、
・人間関係のトラブル、
・辞職した社員からの逆恨み、
・ライバル会社からの一方的な怨恨、
これらが原因となって怪文書が送られるケースが多くなります。
・不倫・愛人問題などの男女間のトラブルへの恨み・憎しみ、
・子ども関連、ママ友、近所トラブルでの逆恨み・妬みによる嫌がらせ、
これらの感情を抑えきれなくなった犯人が、怪文書を送るという行動に出ます。
ある日突然、怪文書が会社や自宅に送り付けられてきた。
このような被害を被ってしまった場合でも、必要以上に慌てたり、不安になったり、恐怖を感じないようにしてください。
怪文書の犯人の目的は、ほとんどの場合「ストレスへのはけ口」「組織を崩壊させる」「人間関係を崩壊させる」「日常生活がままならなくなるような、精神的ダメージを与える」こととなります。
怪文書や嫌がらせ・誹謗中傷の手紙が届いたからといって、冷静な判断力を失ってしまうと、犯人の思うつぼとなり、正しい対応ができなくなってしまいます。
ここからは、怪文書や嫌がらせ・誹謗中傷の手紙が届いた時の基本的な対処法を解説しますので、参考にしてください。
まずは、慌てずに、怪文書を保管しましょう。
指紋や筆跡はもちろん、紙質・インク、手紙であれば、消印などは、犯人を特定するための有力な証拠になります。
できるだけ素手で触らず、クリアファイルやジップロックなどに入れて保管してください。
また、複数回にわたる場合には、いつ、どの怪文書が送られていたのかを記録しておくとよいでしょう。
誹謗中傷の張り紙やビラが貼られた、ばらまかれた場合には、可能な限りたくさん集めておきましょう。
怪文書や誹謗中傷文の相談をするときなど、誰かに見せたり提供したりすることがあります。
そのときに原本の状態を維持できるよう、コピーをとっておきましょう。
また、相談相手が犯人につながっている人物、あるいは、張本人という可能性もゼロではありません。
証拠隠滅をはかられることがないように、細心の注意を払うように対策してください。
犯人は、ターゲットの行動や反応が気になるため、監視していることがよくあります。
余計なことをしゃべると、犯人に漏れてしまう可能性が高くなり、こちらの対策の妨げとなったり、より大きなトラブルになってしまう可能性も考慮しましょう。
また、ほぼ犯人を断定できるような根拠(筆跡が似ている、これまでのいくつかの嫌がらせ、ポスト投函の場面を目撃など)があっても、それは証拠にはなりません。
犯人を特定できる証拠をきちんとそろえずに、不用意に追求すると、こちらが罪に問われることもあるので注意が必要です。
犯人は、身近な人物である可能性が高く、こちらの反応をうかがい、行動を監視していることがよくあると前述しました。
目立つ行動、犯人の気持ちを逆なでするような言動は控えるように対策してください。
また、不誠実な行動(不倫、不正など)の弱みを握られてしまうと、その弱みを使って追い打ちをかけ、さらなる怪文書を送ってくることが想定されます。
弱みになるような不誠実な行動は慎むように心がけましょう。
犯人は、ターゲットをおとしめようと周囲の人間にも攻撃してくる可能性があります。
子どもや配偶者、両親、会社であれば、上司や経営者、取引先などが考えられます。
嫌がらせの手紙が届くにせよ、誹謗中傷の張り紙が貼られたにせよ、あらかじめ怪文書事件に巻き込まれてしまったことを伝え、もしもの時には協力者になってもらえるように対策を立てておくことも必要になります。
怪文書事件を解決するためには、差出人を特定するための証拠が必要になります。
警察も犯人が特定されなければ、積極的に捜査はしてくれないので、まずは犯人を特定するための対策が必須となります。
・ポストなどへ嫌がらせの手紙を投函する写真や動画、
・誹謗中傷が書かれたビラをばらまく、張り紙を貼る写真や動画、
・怪文書についている指紋と犯人の指紋の照合結果、
・怪文書中の筆跡と犯人の筆跡の照合結果、
これらのように、犯人が怪文書を送ったという事実を証明できるように対応しなくてはなりません。
自分で差出人を特定しようとすると、逆に大きなトラブルに巻き込まれてしまったり、大切な人を巻き込んでしまったりすることにもなりませんので、専門家に相談して対策をたてる方法がベストといえるでしょう。
怪文書のトラブルを解決するためには「犯人を特定することが必須」となることはお分かりいただけたかと思います。
アール・アンド・アイがどのような方法で怪文書の差出人を特定していくのか、嫌がらせの証拠をつかんでいくのかをご紹介いたします。
※怪文書の状態や事件概要によって、1つの方法で証拠がつかめるケースと、いくつかの方法を組み合わせて犯人を特定するケースがあります。
ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。
もしも、手書きの手紙や張り紙の怪文書であれば、筆跡鑑定が有効です。
・韜晦(とうかい)文字、偽筆(ぎひつ)の分析
※韜晦文字とは、個人が特定されないよう、普段、自分が書く文字の癖が出ないように書かれた文字
※偽筆とは、自分以外の人の筆跡に似せて書くこと
・文字筆跡のバランス・文字列の偏向・慣性・特性
・筆圧検査、はね・止め、くずし方
・癖字や筆順の違い、句読点の配置や形、筆脈や配字
・送り仮名の使い方
・筆具、図形、自己流の特性
・筆意(ひつい)
※筆意とは、文字を執筆する際の「意思」
上記項目を精査し、総合的に判定していきます。
パソコンやワープロで作られた、あるいは印刷物から切り取った文字を貼り付けて作られた怪文書が送られてくることも少なくありません。
このようなケースの場合には、怪文書から指紋を検出し、犯人と思しき人物の指紋を照合する指紋鑑定を行います。
指紋は万人不同(世界中を探しても、同じ人物は存在しない、遺伝もしない)という性質があることから、指紋鑑定で合致の判定が出た場合、犯人を特定する確実な証拠となります。
筆跡鑑定と組み合わせて行われることが多く、パソコン・ワープロ・印刷物・印字から、紙質、インクなどの分析と識別などを行います。
嫌がらせをしてくる犯人の心当たりがなく、全く見当がつかない場合、指紋鑑定や筆跡鑑定で犯人を特定することは不可能となります。
そのような場合、嫌がらせの手紙が自宅のポストに投函された場合は自宅周辺、誹謗中傷の張り紙が貼られているのでしたらその近辺で張り込みを実施し、目撃情報を得ます。
また、聞き込みを実施し、何らかの手掛かりから犯人を絞り込んでいきます。
ご依頼者からの情報や、張り込みと聞き込みで得た情報から犯人の目星を付け、その人物を尾行(行動調査)して犯行現場を抑え、怪文書の犯人である証拠を集めます。
場合によっては、犯行の動機や共犯者を突き止めることも可能となります。
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実例:企業へ届けられる怪文書、証拠をおさえて、犯人を特定したい
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実例:会社に送られてきた差出人不明の怪文書の犯人は? 筆跡鑑定×指紋鑑定
実例:差出人不明の誹謗中傷のビラの犯人を特定したい!韜晦(とうかい)文字の筆跡鑑定
【参考サイト】
ネット誹謗中傷で訴えられたらどうなる?加害者が把握しておくべき対応|ベンナビIT(旧IT弁護士ナビ)
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