近年、スマホにカメラ機能、動画撮影機能が搭載され、誰もが日常的に高画質の写真や映像を撮影するようになったことから、そのデータがトラブルや訴訟の証拠として提出されるようになりました。
また、防犯カメラやドライブレコーダーの普及に伴い、事件、事故が撮影された映像・画像が証拠として提出される機会も増えています。
そんな中、パソコンや周辺機器、加工編集ソフトの発達により、多少の知識があれば、素人でも容易に画像や映像の「改ざん」「捏造」「合成」「偽造」を行うことができ、その技術も巧妙となっています。
そのため、異同の判断を行う画像鑑定の難易度は上がり、その技術も高度なものが要求されるようになりました。
・不鮮明画像の鮮明化
・映像からの顔画像解析や歩行の動きに着目した個人識別
・映像データの加工編集、改ざん痕跡の判定
・ドライブレコーダーの不鮮明画像の鮮明化
・ドラレコ解析による交通事故などのトラブル前後の原因解明と検証
・ドライブレコーダー内データの加工編集、改ざん痕跡の判定
・証拠となり得るビデオ映像の鮮明化
・ビデオ映像からの顔画像解析や歩行の動きに着目した個人識別
・フェイク動画被害
・動画データの捏造、編集、改ざん痕跡の判定
・証拠となり得る画像や写真の鮮明化
・顔画像から個人を識別
・フェイク画像被害
・証拠写真の合成、加工痕跡の判定
・筆圧痕や抹消文字の検出・鮮明化
・文書からの偽筆、加筆(付け足し)の判定
・偽造印影、偽造印章の画像鑑定
・あらゆる画像データの捏造、加工、改ざん痕跡の判定
解像度やフレームレートは画像鑑定や動画の解析において重要となります。
画像鑑定に用いるデータは、高解像度であるほうが望ましいのは周知のことですが、低解像度の画像も多く存在するのが現状です。
低解像度の画像や映像を扱う際には、特に慎重な鑑定が必要となり、周囲の状況や色濃度の分析などから判断することが望ましく、徹底した画像分析が必要になります。
※1.フレームレートとは、単位時間あたり、何度画面が更新されるかをあらわす指標のこと
※2.メタデータとは、ファイル情報のことで、サイズや解像度、撮影日時などを自動的に記録するものもあるが、手動で入力しなければ記録されないファイルも存在する
パースのズレやバランス観察は、合成写真などを鑑定する際には最も重要となります。
画像を見た際に「不自然さ」や「違和感」を感じるのは、パースのズレやバランスの崩れが発生している可能性が考えられます。
※3.パースとは、Perspectiveの略称「遠近法」という意味で、視覚表現分野で用いられることが多い
アイレベルやカメラアングルの推定も非常に重要な要因となります。
アイレベルの不揃いな画像では、やはり「不自然さ」を感じることが多くなります。
また、カメラアングルの違いによっても対象物の映り方は変化してくるため、精査検討が重要となってきます。
※4.アイレベルとは、カメラアングルの1つで、人間の見た目の高さのこと
現在、画像の保存形式は多様化し、さまざまな形式が存在しています。
特に、映像の場合は、動画から静止画を得るため、最小限の圧縮率での保存を行う必要があります。
また、画像補正を行った際には、補正後の画像を保存する際にも注意を払わなければなりません。
上記①~④以外にも、さまざまな視点から画像鑑定を行います。
例えば、鑑定対象が風景である場合と人物である場合では、鑑定や解析を行う上での観察部位が異なるためです。
風景であれば、上述した4点に加えて自然光の方向や風による揺れなどを、人物であれば人体の特徴を捉えることなどを考慮する必要があります。
以上が画像鑑定上における重視事項となります。
アール・アンド・アイでは、現在「交通事故鑑定」に付帯する映像解析のみお引き受けしております。
「交通事故鑑定」がご所望の際にはご連絡いただければ幸いです。
※画像のみ、映像のみの解析、鮮明化などはお引き受けしておりませんのであらかじめご了承ください。
【参考サイト】
交通事故鑑定、事故解析サイト
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